2022.04.27
5月
今月の展望

【令和4年5月】八白土気月、乙巳 皐月の展望

◆◆◆「5月の展望」◆◆◆
 5月5日~6月5日(皐月 立夏~芒種の前日迄)

 二十四節気 「立夏」りっか「小満」しょうまん
 今月の干支 「乙巳」きのと・み
   今月の九気 「八白土気」はっぱく・どき
 今月の二十八宿 「危宿」きしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ

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■「乙」きのと・おつ 陰の木 ——————
乙の字は、ジグザグな形を形取ったもので、そこから、種から出た芽が地上に出ようとして曲がりくねった状態の意味として、十干の2番目に宛てられました。日本では「きのと」(木の弟)ともいいます。

■「巳」み・し 陰の火 ————-
「巳」は『漢書』律暦志によると「已」(い:「止む」の意味)で、草木の成長が極限に達した状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の蛇が割り当てられました。

■「危宿」きしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ ————-
「危
宿」きしゅく、は和名「うみやめぼし」です。「北方玄武」ほっぽうげんぶ七宿の四宿(番目)で、距星(きょせい:中心になる星)は、みずがめ座α(アルファ)星です。
アラビア語で「宰相の幸運、王の幸運」を意味します。
≪危宿の吉・凶≫ 壁塗り・かまど造り・船舶普請・酒作り、精神的鍛練、レジャーなどは適した月です。特に今月は何事にも慎重さを心がけましょう。よい方向に運びます。反対に、衣類裁断仕立て、登山、高所での作業には適さない月です。

■「八白土気」はっぱく・どき ————-
◆雑気◆艮(丑寅)・北東・山・親族・身内・内輪・組織・同業者・家族・一時停止・曲がり角・終始・変化・継目・相続・節・変わり目・改革・改造・革命・引継ぎ・取次ぎ・切り替え・連結・接続・止む・断絶・打ち切り・停止・中止・閉店・再起・出直し・復活・交換・交代・移転・強欲・ケチ・貯蓄など。
◆天象◆天候の変化・気候の変わり目など。
◆場所◆交差点・踏み切り・橋・家屋・倉庫・物置・小舎・旅館・船宿・宿泊所・休憩所・停車場・駐車場・五重塔・山・山林・高台・土手・堤防・築山・崖・石垣・石段・階段・門・木戸・突き当たりの家・建て直しの家屋など。
◆事物◆連続したもの・繋ぎ合わせたもの・積み重ねたもの・台の上のもの・積木・重箱・椅子・腰掛・縁台・机・テーブル・チョッキ・エレベーター・屏風・衝立・枕・改良品など。
◆人事◆少男・親族・親子・相続人・後継者・肥った人・強欲の人・土建業者・旅館ホテル経営者・不動産業者・蓄財家・門番・守衛など。
◆生理◆腰・関節・脊髄・耳・鼻・角膜・盲腸・ヘルニア・瘤など。
◆飲食◆鍋物料理・丼物・貯蔵できる食品・など。
◆動物◆牛・虎。
◆植物◆芹(せり)・土筆(つくし)・筍・葛・馬鈴薯・百合根・八つ頭・茸類など。

◆ 八白土気中宮月まとめ ◆
○天候は、天候変化。
○脊髄・耳鼻の疾患・気管支炎・腋臭・関節炎などに注意。
○地震、交代事、整理、改造、崖崩れ、土砂崩れ、転落、落下、落石等の問題が話題になります。

111007_19.jpg≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼転落、落下、落石、雪崩、土砂崩れ、崖崩れ、山の事故、山岳事故などに注意が必要な月です。
▼地震、火山の噴火、爆発、天変地異などが気になる月です。
▼政財界をはじめ、各界の交代問題、後継、後任、抜擢、整理、改造、改革問題、相続、財産問題でのトラブル事件などが社会の関心事となります。
▼営業悪化、労働問題、労働争議、古い未解決の事件の再燃、土地不動産のトラブル事件、高齢の女性が事件に巻き込まれるなどのある月柄です。
○食糧問題、遊興事、社交に関する事柄は明るい話題が期待できる。
○経済、金融、為替は比較的安定。
▼投機、投資問題、株価は乱高下が懸念されます。

≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た南西方位、北東方位及び北西方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居から見た南西方位及び北東方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

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◆◆◆◆ 気学とは ◆◆◆◆
★気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。
〇今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
〇そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
〇このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
〇一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
〇人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。

★運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる先天の運と、生まれてから死ぬまでの後天の運があります。
〇人の一生には「運気」がついて、はじめて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
〇運命とは、命の行く末のことで、たどり着くまでを「運び」などともいいます。
〇まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
〇そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
〇未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を取りましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を取るのです。

★この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
〇また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
〇人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。

★一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます。
〇とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
〇気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。

★そして、気学によってあなたの存在は最も輝かしいものになるでしょう。
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◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
 
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
 
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。

◆このように天からの恩を忘れず、感謝することで「幸せになる」、ということを常日頃から心掛けたいものです。
2022.04.30

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