2022.11.19
11月
二十四節気

◆二十四節気◆令和4年(2022)11月22日 小雪(しょうせつ)です。◆

二十四節気◆令和4年11月22日「小雪(しょうせつ)」です。◆
11月22日17時20分「小雪」です。

191126_20.jpg11月22日11時34分「小雪」です。旧暦10月、亥(い)の月の中気で、立冬後15日目。天文学的には太陽が黄経240度の点を通過するときをいいます。

小雪(しょうせつ)とは、寒さいまだ深まらず、雪いまだ大ならざるなりの候、小雪は字の如く「雪はさほど多くない」という意味です。暦便覧では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説いています。

降っても雪は多くはないものの、遠い山嶺の頂きを眺めると白銀の雪が望めます。みかんが黄ばみはじめ、収穫の頃です。 紅葉は終りを告げ、寒さは徐々に厳しくなります。朝夕の木枯らしは、冬の到来が近いと感じる頃です。

立冬から小雪にかけて日光輪王寺、彦根城、姫路城など、名勝旧跡で松ノ木に「こも巻き」をしたり、兼六園、浜離宮では「唐崎松」を最初に「雪吊り」をして冬の備えの便りが届きます。

****小春日和****
小雪の候「小春日和」は風のない陽気のいい日和のことで旧暦の10月頃です。寒いけど麗(うら)やかな空を「小春空」、寒い日々の中でも暖かな日和の日を「小春日和」、ちなみに湖畔や海の波のおだやか状態を「小春凪(なぎ)」と呼びます。
111114_26.jpg****木枯らし****
また小雪の頃、日ごろから木枯らしが吹きます。地域の季節風にはそれぞれ呼び名があり、西日本の「乾風(あなじ)」東海道の「べっとう」など主に「颪(おろし)」と呼ばれています。関東の赤城颪・筑波颪・関西の甲颪富士颪など山から平地に吹き抜ける空っ風のことで、この季節から冬にかけて吹く木枯らしです。

おだやかな「小春日和」もあれば、木枯らしのもあります。これからの厳しい冬を予感しているようです。


◆◆「七十二候」◆◆
初候◆「虹蔵不見」(にじ かくれて みえず)
   虹を見かけなくなる時節。
次候◆「朔風払葉」(さくふう はを はらふ)
   北風が木の葉を払いのける時節。朔風(さくふう)=北から吹いてくる風。北風。朔吹とも。
末候◆「橘始黄」(たちばな はじめて きなり)
   ◇ようやく橘の葉が黄葉し始める時節。 黄ばむ=黄葉する。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
暦の上では冬に入って初めての二十四節気「小雪」です。紅葉前線も南下している報道です。近年では10月末のハロウィンを境に、世間ではクリスマスや、年末の準備といった雰囲気になってきました。

残すところ1ヶ月少しで来年になります。
読者の皆様、雪の降る地域では、樹木も越冬に備えて冬支度です。
日没になると急に冷え込むこの頃です。
薄着でお風邪などお召しにならないよう、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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