■11月14日「京都、嵐山紅葉祭」です。■
毎年11月の第2日曜日「嵐山紅葉祭」が行われます。これは、天下の名勝嵐山の紅葉を讃え、嵐山一帯を守護する「嵐山蔵王権現」に感謝する神事です。嵐山渡月橋上流一帯に浮かんだ船上舞台では、由緒ある史蹟や文化、この地にゆかりの深い芸能が披露されます。
「嵐山」は、北は嵯峨野、南は桂と、名所旧跡の多い観光の中心地です。四季折々の表情を見せる渡月橋周辺は、桜と紅葉の名所として多くの観光客を集めます。
嵐山を象徴する「渡月橋:とげつきょう」は、嵐橋とも呼ばれ、古く平安時代はじめの承和3年(836)空海の弟子・道昌が大堰川を修築したおりに架橋されたものと伝わります。
亀山上皇が曇りない夜空に月がさながら橋を渡るようなさまを見て「くまなき月の渡るに似る」と述べたことから名付けらたそう。
渡月橋を境に、上流の「大堰川」から「桂川」と名を変えて流れる川は、平安京の貴族たちが舟遊びや紅葉狩りを楽しみました。
開催場所
◇京都府京都市右京区嵐山渡月橋一帯
◇参考ブログ:
◆◆◆編集後記◆◆◆
亀山上皇と聞き馳せる感覚は、鎌倉時代中期の元寇(蒙古襲来)に際し、「我が身を以て国難にかわらん」と「敵国降伏」の祈願をした亀山上皇が、今度は渡月橋のあり様を「くまなき月の渡るに似る」から「渡月橋」の由来となったとは激しい一面と風情を愛でる面とが垣間見えます。
秋の朝夕の温度差からお風邪などお召しにならない様
お体ご自愛専一位の程
筆者敬白
筆者敬白