2021.02.28
今月の展望

【令和3年3月】四緑木気月、辛卯 弥生の展望

◆◆◆「3月の展望」◆◆◆
 3月5日~4月3日(弥生 啓蟄~清明の前日迄)
 二十四節気 「啓蟄」けいちつ「春分」しゅんぶん
 今月の干支 「辛卯」かのと・う
 今月の九気 「四緑木気」しろく・もっき
 今月の二十八宿 「張宿」ちょうしゅく、「南方朱雀」なんぽうすじゃく

  
■「辛」かのと・しん 陰の金 —————


辛の字は同音の「新」につながり、植物が枯れて新しい世代が生まれようとする状態として、
8番目に宛てられました。ここから日本では「かのと」(金の弟)ともいいます。



■「卯」う・ぼう 陰の木 ————-
「卯」は、『史記』律書によると「茂」(ぼう:しげるの意味)または『漢書』律暦志によると「冒」(ぼう:おおうの意味)で、草木が地面を蔽うようになった状態を表しているとされています。

■「張宿」ちょうしゅく。「南方朱雀」なんぽうすじゃく ————-
今月の二十八宿「張宿:ちょうしゅく」は和名「ちりこぼし:星」です。南方朱雀七宿の第五宿(番目)の星座、朱雀の首という説と、朱雀の翼が「張っている」ところにあたる。との説もあります。距星(きょせい:基準になる星)はうみへび座υ(ウプシロン)星です。
▽今月は種まき、養蚕には適した月です。更に神仏祈願、就職、婚礼、見合い、新築、開業などお祝い事に向く月まわりです。
▼反対に避けいた方がいい事柄がこれと言ってない月ですから、これを機会に翼を伸ばしてみましょう。

■※二十八宿※古代中国で月が地球を一周する間に通過する二十八の星座、江戸幕府の天文方「渋川春海」による貞享2年(1685)の改暦で、それまでインド起源の二十七宿が廃され中国起源の二十八宿に変更された。日本では7~8世紀頃に造られた高松塚古墳やキトラ古墳の壁画で発見されている。西洋の太陽暦基本の占星術に反して、和暦は月を基本とした陰暦、旧暦の卦に符合する。

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■「四緑木気」しろく・もっき ————-
◇雑象◇巽・風・緑・遠方・旅行・往来・運搬・縁談・結婚・信用・評判・誤解・行き違い・外交・交通・通勤・迷い・世話・通知・報告・就職など。
◇場所◇玄関・道路・線路・飛行場・郵便局・鳥屋・呉服店・蕎麦屋・建具屋など。
◇事物◇帯・紐・縄・電柱・木材・敷居・風船・飛行機・凧・煙・羽根・線香・のれん・手紙など。
◇飲食◇麺類・繊維質・燻製品など。
◇人事◇長女・案内人・セールスマン・迷子・運送業者・配達人など。
◇生理◇腸・左手・太腿・食道・気管・動脈・呼吸器・風邪・など。
◇動物◇蛇・蝶・鳥類・ミミズ・鶴・きりん・とんぼなど。
◇植物◇百合・大蒜・糸瓜・菖蒲・朝顔など。

111007_19.jpg◆◆◆ 四緑木気中宮月まとめ ◆◆◆
天候は、温かいが風の強い日が多い。梅雨にしては雨が少ない。
病気は、風邪、インフルエンザ、ウィルス性の病、腸の病などに注意。
台風、大風、突風、竜巻、航空機、鉄道、貿易、通信、インターネット、就職、縁談等の問題が話題になります。


≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
天変地異、地震、爆発、火山の噴火、突風、竜巻、大風などが気になる月です。
山岳事故、転落、落下、落石、雪崩、自然災害の恐れのある月柄です。
新型コロナ感染拡大、変異種、インフルエンザ、花粉など恐れ。
コロナ禍における倒産、破産営業悪化、廃業問題が一層深刻化します。
金融機関の不祥事事件、金銭トラブル、現金強奪、食糧問題、食中毒、旧悪露見、凶悪凶暴な殺人事件、盗難事件などが懸念されます。
為替相場は乱高下激しく、経済は悪化。証券、株価は回復に長引く

≪経営者、管理者必見≫
◆今月は会社、事務所等から見た巽(南東)方位、西方位及び乾(北西)方位との新規取引は延期等見合わせてください。
◆また会社や事務所、住居の巽(南東)方位及び乾(北西)方位全方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

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◆◆◆◆ 気学とは ◆◆◆◆
気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。
今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。

運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる「先天の運」と、生まれてから死ぬまでの「後天の運」があります。
人の一生には「運気」がついて、はじめて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
運命とは、命の行く末のことで、たどり着くまでを「運び」などともいいます。
まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を取りましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を取るのです。

この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。

一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます。
とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。

そして、気学によってあなたの存在は、最も輝かしいものになるでしょう。

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私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
 
何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
 
人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。

このように天からの恩を忘れず、感謝することで「幸せになる」、ということを常日頃から心掛けたいものです。
[2021.02.28]

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