◇◇◇令和元年11月14~15日大嘗祭でした。◇◇◇
「大嘗祭(だいじょうさい)」は毎年11月に国と国民の安寧や五穀豊穣を祈って行われる宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)「新嘗祭(にいなめさい)」を天皇陛下即位後、初めて大規模に行うもので、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式とされています。
7世紀後半の天武天皇の時代から歴代の天皇が即位後に「大嘗祭」を行うことが皇室の伝統となってきました。
「大嘗祭」に関する一連の儀式は令和元(2019)年5月8日、皇居の「宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)」で、天皇陛下が即位の礼と大嘗祭の中心的な儀式の期日を皇室の祖先や神々に伝えられる儀式から始まりました。
天皇陛下が即位後に宮中祭祀に臨むのはこれが初めてで、平安時代から儀式での天皇の装束とされる「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に初めて身を包まれました。皇后さまも古式ゆかしい装束に身を包み、「おすべらかし」と呼ばれる髪型で儀式に臨まれました。
5月13日には、大嘗祭で使う米を収穫する2つの地方を決める「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」が、宮中三殿にある国内の神々をまつる神殿で行われました。
儀式では、亀の甲羅をあぶってひびの入り具合で物事を定める、「亀卜(きぼく)」と呼ばれる宮中に伝わる占いが行われ、「大嘗祭」で使う米を収穫する東の「悠紀(ゆき)」地方に栃木県が、西の「主基(すき)」地方に京都府が選ばれました。
◆◆◆◆ 編集後記 ◆◆◆◆
勤労感謝の日も新嘗祭も収穫のよろこびを現した日です。汗水流して働き、得るものに感謝の気持ちを忘れなければ、必ず大きな喜びがくるものです。
11月に入り気温が今年最低だったと報道が目に付きます。通勤にコート姿の方を良く見かけるようになりました。寒さが日に日に厳しくなります。
お風邪などお召しにならないようにお体ご自愛専一の程
筆者敬白