◆◆「1月の展望」◆◆
1月5日~2月3日(睦月 小寒~立春の前日迄)
二十四節気 「小寒」しょうかん「大寒」だいかん
今月の干支 「癸丑」みずのと・うし
今月の九気 「三碧木気」さんぺき・もっき
■「癸」みずのと・き 陰の水 ——————
癸の字は「揆」(はかる)につながり、植物の内部にできた種子が大きさを測れるまで大きくなった状態の意です。日本では「みずのと」(水の弟)ともいいます。
■「丑」うし・ちゅう 陰の土 ————-
『漢書』律暦志によると「丑」は「紐」(ちゅう:「ひも」「からむ」の意味)で、芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態を表しています。また、指をかぎ型に曲げて糸を撚ったり編んだりする象形ともされています。後に、覚え易くするために動物の『牛』が割り当てられました。
◆「三碧木気」さんぺき もっき
雑象◇東・震・青・雷・春・声・虚・咳・驚き・口笛・進む・昇る・動く・現れる・揺れる・激しい・騒がしい・新しい・活発・若さ・焦り・希望・進出・発展・繁栄・明朗・復興・顕現・発明・発見・アイデア・企画・虚構・軽率・爆発・悲鳴・銃声・音楽・音響・宣伝・評判・叱咤・言訳・癇癪・叱責・失言・短気・立腹・憤慨・喧嘩・詐欺・漏電・火災など。
場所◇講演会場・音楽会場・青果市場・電話局・発電所・火薬庫・射的場など。
天象◇東風・雷雨・落雷・雷鳴・稲妻・地震・噴火・爆発など。
事物◇音響装置・ラジオ・ステレオ・レコード・ピアノ・オルガン・三味線など。音の出るもの。
生理◇肝臓・神経痛・痙攣・リウマチ・ヒステリーなど。
人事◇長男・若者・青年・歌手・噺家・発明家・アナウンサー・青果商・寿司屋・庭師・詐欺師など。
飲食◇若芽・野菜・海草・新茶・寿司・柑橘類・酢の物・酸っぱいもの。
動物◇兔・蜂・蝉・蛙・百足・鈴虫・ひばり・ヒナ鳥など。
植物◇青野菜・木の芽・植木・盆栽・みかんなど。
◆◆ まとめ ◆◆ 「三碧木気」中宮月
○天候は、暖かく晴れの日が多い。
○肝臓、胃酸過多、神経痛、火傷に注意。
○地震、爆発、発砲事件、詐欺、広告宣伝、電気製品、野菜類、音楽、騒音、若者等が話題になります。
○今月は、官僚、閣僚、諸官庁、公務員の不祥事事件、株価の波乱、交通事故、地震、爆発、テロ、暴動、発砲事件等が気になる月です。
○旧悪露見、詐欺事件、貿易トラブル、結婚破談、インフルエンザやウィルス性の病、航空機、通信関係のトラブル等にも注意。
○食糧問題、食中毒、飲食でのトラブルや遊技場でのトラブルなども話題となります。
≪経営者・リーダー必見≫
○今月はトップや要人の交代事などが話題にのぼります。
○雪崩、崖崩れ、土砂崩れ、山の事故や転落、落下、落石事故にも注意が必要です。
◎今月は会社、事務所等から見た東、西、南西(坤)方位との新規取引は延期するなど見合わせてください。
◎会社や事務所、住居の東及び西の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。
◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。
◆[今月の展望]は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の[まとめ]には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。
◆「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。
[2012.12.30]