◆◆「7月の展望」◆◆
・7月7日~8月6日(文月 小暑~立秋の前日迄)
・二十四節気 「小暑」しょうしょ「大暑」たいしょ
・今月の干支 「丁未」ひのと・ひつじ
・今月の九気 「九紫火気」きゅうし・かき
■「丁」ひのと・てい 陰の火 ——————
丁の字は、釘を形取ったものであり、そこから「安定する」という意味となっている。十干では、植物が成長し一定の大きさに達して(安定して)きた状態(小満も参照のこと)として、4番目に宛てられた。日本では「ひのと」(火の弟)ともいう。
■「未」ひつじ・み 陰の土 ————-
「未」は『漢書』律暦志によると「昧」(まい:「暗い」の意)で、植物が鬱蒼と茂って暗く覆うこととされ、『説文解字』によると「味」(み:「あじ」の意味)で、果実が熟して滋味が生じた状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の羊が割り当てられた。
◆「九紫火気」きゅうし・かき —————–◆
雑気■南・火・熱・光・明
◇太陽・先見先知・名誉・表彰・栄転・昇格・受験・光明・灯明・陽炎・光線・照る・輝く
◇鏡・望遠鏡・写真
◇色彩など。
◇別離・切断・分離・脱退・除名・抗議・紛争・抗争・論争・勝負事
◇結婚式・披露宴
◇綺麗・装飾・華美
◇見学・見物
◇権利・解決・裁判・鑑識・鑑定
◇測量・診察
◇火炎・放火・焼死・火葬など。
場所■役所・検査場・学校・神社仏閣・教会・祈祷所・図書館・博物館など。
事物■証券・手形・証書・記録書類・原稿・契約書・許可書・領収書・教科書・免状・名刺・書籍・酒類・煙草・油・化粧品など。
人事■中年女性・智者・学者・医者・鑑定者・審判官・裁判官・参謀・顧問・理事・教員・警察官など。
生理■眼・視力・頭脳・血球・顔面・扁桃腺など。
飲食■馬肉など。
動物■孔雀・鳳凰・雉・錦鶏鳥・金魚など。
植物■紫陽花・芍薬・牡丹・日葵・万両・南天など。
◆◆ まとめ ◆◆ 「九紫火気」中宮月
・一か月を通して天候は、雨のち晴れ、晴れのち雨で全体的に暑い月です。
・頭の病、喉の病、頭痛、火傷、歯痛、扁桃腺、喘息、結膜炎に注意しましょう。
・政治、教育、宗教問題、医療事故、船舶事故、薬品等の問題が話題になります。
・今月は、政治、教育、宗教問題、紛争、闘争問題、医療事故、船舶事故、薬品等の問題等が気になる月で、問題が悪い形で現われます。
・6月に引き続き、局地的な大雨、洪水、水害、特に夏休み期間中の水の事故には注意しましょう。
・社会では誘拐事件、誘惑、スパイ事件も懸念されます。
・スポーツでのトラブル、交通事故、公務員の不祥事も話題になります。
・家庭内の問題、旧知の人とのトラブルが起きやすいです。
≪リーダー、経営者必見≫
・労働問題、営業問題、古い事件の再発、女性が当事者となる事柄が懸念されます。
・今月は会社、事務所等から見た北、南、北東方位との新規取引は延期か見合わせてください。
・会社や事務所、住居の北及び南の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。
◆◆生活に「展望」を取り入れた生き方◆◆
◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
◆[今月の展望]は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の[まとめ]には、これから起こりうる社会現象を載せました。経験的に繰り返されたことなので、内容を認識して日常生活に役立てましょう。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」、ということを常日頃から心掛けたいものです。
◆「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを、時の氏神が味方をした。などと言い時を味方につけるとき、実力以上の成功に恵まれるということです。
[2012.06.30]