■6月26日「国連憲章調印記念日」です。■
昭和19年(1944)9月、米英ソ中の四カ国代表がワシントン郊外のダンパートン・オークス会議で、戦後の世界平和を保つための原則・組織・活動方法を決めた「国連憲章の原案」を決定しました。
「国際連合憲章・United Nations Charter」とは、国際連合の設立根拠となる条約です。
翌年昭和20年(1945)6月26日「サンフランシスコ会議」で51カ国が調印し、19章111か条の「国連憲章」が制定されました。
日本でもこれを記念して「国憲章調印記念日」としていますが、日本の国連加盟が認められたのは、昭和31年(1956)の12月18日です。
国際連合とは、世界の平和と経済・社会の発展のために協力することを誓った独立国が集まってできた機関であり、4つの重要な義務があります。
1、 全世界の平和を守ること。
2、 各国の間に友好関係を作り上げること。
3、 貧しい人々の生活条件を向上させ、飢えと病気と読み書きのできない状態を克服し、お互いの権利と自由の尊重を働きかけるように、共同で努力すること。
4、 各国がこれらの目的を達成するのを助けるための話し合いの場となること。
設立当初51カ国だった加盟国は、2017年5月現在193か国に増えています。今のところ、国連から脱退した国がないところが、国連のすごいところだといえるでしょう。但し、インドネシアが1965年、隣国マレーシアとの紛争を理由に一時国連を離れましたが、その翌年には再び国連に戻りました。