2022.02.26
3月

令和4年(2022)3月1日 東大寺 二月堂修二会 です。

■3月1日「東大寺 二月堂修二会」です。■

200224_23.jpg「東大寺二月堂:とうだいじ・にがつどう」修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)東大寺開山の良弁僧正の高弟・実忠和尚によってはじめられたと伝わります。

この法会は3月1日から2週間にわたって行われます。もとは旧暦の2月1日から行われましたので、二月に修する法会の意味で「修二会」と呼ばれています。また、二月堂の名もこれに由来しています。

行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には「お水取り」といって、若狭井の井戸から観音さまにお供えする「お香水:おこうずい」を汲み上げる儀式が行われます。また、この行を勤める練行衆の道明りとして、夜毎大きな松明に火が灯されます。このため「修二会」「お水取り」「お松明」とも呼ばれるようになりました。

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毎年、良弁僧正の命日(12月16日)の朝、翌年の修二会を勤める「練行衆」11名の僧侶が発表されます。明けて2月20日より別火(べっか)と呼ばれる前行が始まり、3月1日からの本行に備えます。そして3月1日から14日までの2週間、二七ヶ日夜の間、二月堂に於て修二会の本行が勤められます。

「修二会」の法要は、正しくは「十一面悔過」といい、十一面観世音菩薩を本尊とし、天下泰平・五穀豊穣・万民快楽などを祈願し、人々に代わって懺悔の行を勤めるものです。前行、本行を併せてほぼ1ヶ月、準備期間を含め3ヶ月にも及ぶ大きな法要となります。

190302_16.jpg◇東大寺のWebからコメント◇
1、二月堂本堂(舞台も含む)は三脚の使用はできません。また、お百度を回っておられる信者さんにカメラを向けたり、巡礼の邪魔をしないよう、ご協力のほどよろしくお願い致します。
2、24時間参拝可能ですが、夜間は本堂正面で騒いだりしないようご注意下さい。

東大寺
◇奈良県奈良市雑司町406-1
◇JR・近鉄「奈良駅」バス約8分
東大寺公式HP:
http://www.todaiji.or.jp/
二月堂修二会:
http://www.todaiji.or.jp/contents/function/02-03syunie1.html

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
有数の観光地ですが、観光客のモラルのない行動がうかがえます。
みなさんは非礼のないように参内なさって下さい。
今日から3月です。春らしい日差しの日もありますが、日陰や朝夕は寒さを感じます。
全国的にオミクロン株、インフルエンザが猛威を振るっています。
時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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