2019.10.23
10月

10月26日「天理教本部 秋季大祭」です。

■10月26日「天理教本部 秋季大祭」です。■
111017_7.jpg天理教:てんりきょう」とは、日本で江戸時代末に成立した新興宗教の一つで、中山みきを教祖(おやさま)とする宗教団体です。教祖は90歳で亡くなり、肉体としての身は隠しましたが、その魂は今でも現世に生きて人々の暮らしを見守っているという信仰があります。

天理教の教えでは、人間の命の発祥地の中心を「ぢば:地場」と称し、教祖の「ぢばさだめ」という啓示でその場所を定めています。現在の天理教教会本部は、この「ぢば」を中心に建られ「おぢば」と呼ばれています。

人がこの地を訪れることは、故郷に帰ることであるということから「おぢばがえり」と呼んでいます。天理駅や天理市内の信者詰所等には「お帰りなさい」や「ようこそおかえり」などという看板が立てられています。

120119_18.jpg奈良県天理市は、天理教とともに発展した町で、市内には天理教本部をはじめとした宗教施設が多く立地します。日本最古の山の辺の道が通じ、石上神社、長岳寺、大和神社など、由緒ある名刹に古墳など数多くの歴史資産が点在する古代史の里です。

天理市内にある「天理教本部」は、神殿周辺を中心に教化教育、宿泊、広報関係、医療関係など、数多くの施設が設置され、信者だけでなく一般の人々に開放している施設もあります。毎月の祭典日や週末には、大勢の参拝者で賑わいます。

天保9年(1838)10月26日に天理教の教えが始まった事にちなんで、毎年10月26日に秋季大祭が行われます。教祖を慕う多くの人々が、世界中から帰り集います。

天理教教会本部
◇奈良県天理市三島町271

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