■10月9~11日「久留米、高良大社例祭 高良山くんち」です。■
筑後国一之宮「高良大社:こうらたいしゃ」は、今から1600年前に創建された旧国幣大社で「九州総社」とも呼ばれます。社殿は神社建築としては九州最大を誇っています。
正殿に高良玉垂命、左殿に八幡大神、右殿に住吉大神の三柱の祭神を祀る式内社で、古くは「高良玉垂宮(こうらたまたれぐう)」と呼ばれました。歴代皇室のご尊崇篤く、芸能・延命長寿・厄除けの神として信仰され親しまれています。
現在の社殿は、万治3年(1660)久留米藩第3代藩主:有馬頼利の寄進によるものです。
「高良大社例祭」は「高良山くんち」(くんち=御九日)のこと。百々手式と呼ばれる弓馬術や弓道会、獅子舞、神楽、古武道などが奉納され、表千家不白流の方々によるお茶の接待などが行われます。
おくんちの日のご馳走は、旬の魚を使った「かます寿司」です。古くから特別料理として各家庭で作られ、今に伝わります。
11日の観月会では、箏曲、琵琶、吟詠、舞囃子、久遠太鼓、獅子舞、柳川日吉太鼓、雅楽などが行われ、嵯峨流生花展が開かれます。
高良大社
◇福岡県久留米市御井町1
◇JR久大本線「久留米大学前駅」タクシー10分
◇高良大社公式HP:http://www.kourataisya.or.jp/