◆投資信託への個人マネー流入が急拡大し、5月の投信買越額は9,300億円と3年9ケ月ぶりの高水準に戻りました。利回りの高いJーREIT(不動産投資信託)や、円高の反転をにらんだ投資も活発で個人の投資意欲の回復が見えてきました。昨年12月に包括的金融緩和策、日銀初のJーREIT買入れ効果が徐々に現れ始めたようです。不動産市場の活況が期待されます。
◆平成21年7月に発売された三菱のEV(電気自動車)アイミーブは、補助金を利用しても298万円とEV普及には少し高めでしたが、三菱自動車は13日、今夏に一部改良して発売予定のラインに低価格モデルを追加する方針が明らかになりました。補助金の利用で100万円台となる見込みで、再生可能エネルギー普及に伴いスマートグリッド構想では、蓄電池としても利用されるEVの普及で、クリーンで安全な街づくりに加速されそうです。
◆分譲マンション大手の大京が14日戸建て住宅事業に参入すると発表がありました。同社の調査でマンション希望層の中に約3割、戸建ても平行して検討する消費者がいたことによる対応です。第1弾として7月に横浜市中区の7戸から販売する予定で、低層住宅の多い街で分譲を手がけるとしています。分譲マンション参入から11年で業界トップに躍りでた販売力に、大手住宅メーカーも脅威となることでしょう。消費者は大手参入で競争力が強化され、より良い家選びができることでしょう。
◆東芝と米HP(ヒューレット・パッカート)は15日、環境配慮型都市「スマートコミュニティ」の事業で提携協議入りする覚え書きを交わしました。家庭や企業、工場などで発電設備など電力の需給をIT技術で管理・制御するシステムを構築し、省エネ支援サービスを提供します。東芝の電子制御技術とHPの情報技術で世界の市場獲得を目指します。
パソコンでは同じ市場でライバル同士の企業が、成長産業を見越して手を取り合いました。国内市場に拡大はありません。中小企業においても得意分野と自社にない技術、営業力と手を組み、新しい市場を獲得し拡大することも事業再生の一つです。
今週の時事経済記事です。
今年のGDP成長「ほぼゼロ」/食料自給率引上げには被災農地の復旧が急務
[2011.6.13配信]
「震災以来、消費者の動きが例年と全く違う。何をどれだけ仕入れるべきか、さっぱり読めない」とはとある小売業者の声。大震災の混乱から未だ脱しきれていません。今年の日本のGDP(国内総生産)の伸びは、東日本大震災、原発問題の発生が・・・・・・・・続きはこちらから
政府経済対策一巡に倒産増加傾向:街角景気は改善、風評被害に検査支援、節電200万人の市場活性化
[2011.6.14配信]
帝国データバンクが6月8日発表した「全国企業倒産集計5月報」によると、倒産件数は前年同月比9.7%増の964件と4ケ月ぶりに前年同月を上回りました。平成21年9月から続いていた前年同月減少が増加傾向へ転じようとしているのか、今後の・・・・・・・・続きはこちらから
円高、電力不足に製造業苦渋:「産業発展」「安全」かを選択!原発再稼働も
[2011.6.15配信]
東京電力管内での夏の15%節電に大手企業は生産の拠点を西へ移動を検討、実施されるなか、関西電力は6月10日、急遽、電力需要増となる7月1日から9月22日まで企業、家庭などに対して15%程度の自主的な節電を要請すると発表しまし・・・・・・・・続きはこちらから
東北の海運再開:一番船出向!/宝の海:漁業再開は冷凍設備/東北道無料⇒6月20日から
[2011.6.16配信]
東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた宮城県の仙台塩釜港。昨年のコンテナ取扱量は約22万個分で、東北に九つある国際港の6割以上を占め東北最大の貿易拠点です。ところが、震災により多数のコンテナや専用クレーンが流失、破壊さ・・・・・・・・続きはこちらから
阪神大震災教訓:万協製薬自治体支援で中古工場へ!売上50倍に「震災なければ会社の発展なかった」
[2011.6.17配信]
経済産業省中小企業庁は6月9日、震災による復旧、復興に向けた第1次補正予算の成立を受け、復興計画に必要な施設や設備に対する補助の申請を受け付けると発表しました。青森、岩手、宮城の3県(福島県は別の期日で予定の見込み)では、被・・・・・・・・続きはこちらから
贅沢世界一:中国が首位に!2位に転落目前の日本/自動車大国の文化を救え!
[2011.6.18配信]
6月11日の報道で、ブランド品や宝石などの贅沢品の中国での市場が来年にも日本を上回り、世界一の規模になる見通しとなったと報じられました。この発表を行ったのは「世界贅沢品協会」とのことです。世の中にはそんな協会もあるのか、と驚・・・・・・・・続きはこちらから
[2011.6.19]