2011.06.02
今月の祐気採り方位

━祐気紀行「熱田神宮」を訪ねて━

━祐気紀行「熱田神宮」を訪ねて━
110601_12.jpg皇位継承のみしるしである三種の神器のひとつ「草薙神剣:くさなぎのみつるぎ」をお祀りすることから、皇室との御縁も深く、伊勢神宮に次ぐ由緒あるお宮として、広く信仰されています。

第12代景行天皇の御代「日本武尊」は神剣を名古屋市緑区大高町火上山に留め置かれたまま、三重県亀山市能褒野で亡くなられました。尊のお妃である宮簀媛命は、神剣をここ熱田の地にお祀りになられました。

2千年にわたる信仰の歴史がある熱田さまは、皇室を初め、将軍・藩主・一般の篤志家、多くの崇敬者からの奉納品は、国宝・重要文化財などに指定されたものも多く、古神宝・刀剣・和鏡・舞楽面・古文書・什器などや資料が約4千点余り、宝物殿に収められていま
す。

主な収蔵品は、「金銅鶴丸文散兵庫鎖太刀:こんどうつるまるもんちらしひょうごくさりたち:重文」、「短刀・来国俊:らいくにとし:国宝」、「脇指・康継:やすつぐ:重文」、「日本書紀」(重文)、「日本書紀紙背和歌」(重文)、「法華経湧出品」(ほけきょうゆうしゅつぽん:重文」、「桐竹鳳凰文表着:きりたけほうおうもんうわぎ:重文」、「彩絵桧扇:さいえのひおうぎ:重文」、「松竹双鶴八稜鏡:まつたけそうかくもんはちりょうきょう:重文」、「蓬莱蒔絵鏡箱:ほうらいまきえかがみばこ:重文」など。

境内には、樹齢千年を越える楠(くす)をはじめとする木々が生い茂り、6万坪の境内は古来「蓬莱島(ほうらいじま)」の名で親しまれ、大都会の中心にありながら静寂な雰囲気のある心地よい場所です。

爽やかに晴れた天に感謝し、鳥居の前でお辞儀をして境内に入って行くと「お清め処」がありました。池には鯉が泳ぎ、岩に上がった亀が甲羅干しをしています。蛇が見事なとぐろを巻いていました。これって歓迎されてる?

お清め処は、お茶屋で御汁粉です。

お清め処で御汁粉の後、緑香の境内を歩き、手水を済ませ、拝殿へと向かいました。

拝殿の前で小銭をバラ撒いてしまい「全部置いていきなさいと啓示?~笑」拾い集めた小銭を賽銭箱に落とし込んでご挨拶です。お参りの作法は、二拝・二拍手・一拝です。本殿の様子は、静かにそこに構えていらっしゃるような感じ。しかも爽やかにです。御朱印を頂きまして、境内を散策しました。

110601_13.jpg「土用殿(どようでん)」は、神楽殿の北に位置し、もと、草薙神剣を奉安した御殿で、旧本殿の東に相並んで鎮座していました。様式は宝庫造、俗に井楼組(せいろうぐみ)の造りで屋根切妻桧皮葺の箱棟です。永正14年(1517)将軍足利義稙(よしたね)の造営と伝えられ、天文11年(1542)修造されています。昭和20年の戦災により焼失しましたが、昭和46年に古式のままに復元されています。

入り組んだ道を探って、やっと見つけた土用殿は、柵で囲まれ、近寄れなくなっていましたが、確かにその社の方から「気」が出ているのがわかります。

さらに境内を散策し、神主見習いと記念撮影をして頂きまして、宝物殿へと向かいます。受付の方が丁寧に展示品の見方の説明をして下さいました。見学を終えて外へ出ると、休憩中の職員さんが熱田さんとの御縁のお話をして下さいました。

昔の熱田神宮の半分は海で、伊勢湾に突き出た熱田大地の南端だったそうです。「七里の渡し」から伊勢桑名へ向かう交通に重要な位置にありました。

熱田大神とは、三種の神器のひとつ「草薙剣」を御霊代としてよせられる天照大神のことです。天照大神は、皇室の御祖神として至高至貴の神と仰がれ人々に慈しみの徳をあたえられる神であります。

「草薙剣:くさなぎのみつるぎ」は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)が、八岐の大蛇を退治した時、その大蛇の尾から取り出し、天照大神に献上されたもの。その後、皇位の象徴として天孫瓊々杵尊に授けられたものです。

御父「景行天皇」から、絶対の御信任を受けた「日本武尊」は、吉備武彦と建稲種を伴って東征の折り、伊勢神宮斎宮である姨の倭姫命より、この神剣一振と御嚢一つを賜りました。御東征の帰途、尾張に到着した時、建稲種の妹「宮簀媛命:みやすひめのみこと」をお妃にお迎えになりました。

その後、日本武尊は狩の最中に賊に焼き殺されそうになります。その時、神剣が草をなぎ倒して日本武尊の命を救いました。その神剣は「草薙剣」と呼ばれ、その地を「焼津」と呼びます。

東征を終えた日本武尊は、草薙剣を宮簀媛命に預けたが為に、伊吹山の神の祟りによって命を落としてしまいました。宮簀媛命は、社地を定めて神剣を祀ることにしました。その社地には「楓」の樹が一株ありました。その樹は自然に燃えて水田に倒れ、火はいつまでも燃え続け、水田が熱くなったので「熱田」と呼ぶようになったそうです。

宮簀媛命を葬った「断夫山古墳」は、日本武尊に忠誠を尽くし、後に夫を持たなかったため「断夫」といいます。近くにある「白鳥古墳」は、日本武尊の御陵です。

「熱田神宮」 愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
御祭神:熱田大神(あつたのおおかみ)
相殿:天照大神(あまてらすおおかみ)
   素盞鳴尊(すさのおのみこと)
   日本武尊(やまとたけるのみこと)
   宮簀媛命(みやすひめのみこと)
   建稲種命(たけいなだねのみこと)

**** 筆休め ****
熱田神宮参拝はたくさんのご縁を頂きまして、素晴らしい祐気が取れました。これで運気上昇間違いなしです。祐気象意は1・4・7・10の法則で発現します。すでに発現の確認がひとつふたつ出来ています。これからも祐気採りがよい運を呼んでくれます。

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