◆◆◆「4月の展望」◆◆◆
4月4日~5月4日(卯月 清明~立夏の前日迄)
二十四節気 「清明」せいめい、「穀雨」こくう
今月の干支 「壬辰」みずのえ・たつ
今月の九気 「九紫火気」きゅうし・かき
■「壬」みずのえ・じん 陽の水 ——————
壬の字は「妊」につながり、植物の内部に種子が生まれた状態を指します。日本では「みずのえ」(水の兄)ともいいます。
■「辰」たつ・しん 陽の土 ————-
「辰」は『漢書』律暦志によると「振」(しん:「ふるう」「ととのう」の意味)で、草木の形が整った状態を表しているとされています。
後に、覚え易くするために神話上の動物である龍が割り当てられました。
◆「九紫火気」きゅうし・かき —————–◆
雑気■ 南・火・熱・光・明
◇太陽・先見先知・名誉・表彰・栄転・昇格・受験・光明・灯明・陽炎・光線・照る・輝く
◇鏡・望遠鏡・写真
◇色彩など。
◇別離・切断・分離・脱退・除名・抗議・紛争・抗争・論争・勝負事
◇結婚式・披露宴
◇綺麗・装飾・華美
◇見学・見物
◇権利・解決・裁判・鑑識・鑑定
◇測量・診察
◇火炎・放火・焼死・火葬など。
場所■役所・検査場・学校・神社仏閣・教会・祈祷所・図書館・博物館・映画館・ガソリンスタンドなど。
事物■証券・手形・証書・記録書類・原稿・契約書・許可書・領収書・教科書・免状・名刺・書籍・酒類・煙草・油・化粧品など。
人事■中年女性・智者・学者・医者・鑑定者・審判官・裁判官・参謀・顧問・理事・教員・警察官など。
生理■眼・視力・頭脳・血球・顔面・扁桃腺など。
飲食■お茶・コーヒーなど。
動物■孔雀・鳳凰・雉・錦鶏鳥・金魚など。
植物■紫陽花・芍薬・牡丹・日葵・万両・南天など。
◆◆◆ まとめ ◆◆◆「九紫火気」中宮月
◎天候は、雨のち晴れ、晴れのち雨で比較的暖かい。
◎頭の病、喉の病、頭痛、火傷、歯痛、扁桃腺、喘息、結膜炎などに注意。
◎政治、教育、宗教問題、医療事故、船舶事故、薬品等の問題が話題になります。
●今月は、地震、雷、火事、爆発、テロ、暴動、発砲事件などが起こる恐れがありますから注意が必要です。
●また医療ミス、医療事故、船舶の事故やトラブル、交通事故、金融機関、食中毒、食品や遊興場などでのトラブルや事件にも注意が必要です。
株価、為替、経済は波乱。
○スポーツでのトラブルや議員、官僚、警察官、公務員などの不祥事も懸念されます。
○研究や交代ごとでの明るい話題が期待できる。
≪経営者、管理者必見≫
▲今月は会社、事務所等から見た南、北及び北西方位との新規取引は延期等見合わせてください。
▲また会社や事務所、住居の南及び北方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。
◆◇◆◇◆ 九星気学とは 土用の作用 三合の理 ◆◇◆◇◆
★九星気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。
〇今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
〇そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
〇このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
〇一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
〇人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。
★運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる「先天の運」と、生まれてから死ぬまでの「後天の運」があります。
〇人の一生には「運気」がついて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
〇運命とは、命の行く末のことで、「運び」などともいいます。
〇まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
〇そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
〇未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を心がけましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を心がけるのです。
★この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
〇また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
〇人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。
★一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます。
〇とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
〇気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。
★そして、気学によってあなたの存在は、最も輝かしいものになるでしょう。
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◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」、ということを常日頃から心掛けたいものです。
◆◆ 土用の作用と三合の理 ◆◆==============◆
◆季節の入れ替わりにに配置されるのが「土用」です。
土用は年に4回あります。春の土用・夏の土用・秋の土用・冬の土用の4回で、木気・火気・金気・水気の「墓気」に当たるところが「土用」です。この期間は各季節の替えによって18日と6時間が「土用の期間」です。期間中は中央に位置する「五黄土気」と連なることで万物を腐らせる作用があります。
◆土用はあらゆるものを荒廃させ、腐らせ、死滅させる作用を持つとと同時に、新しいものを育む作用を持ちます。命あるものは、腐敗、死滅して土に帰り、一方、新しい命は土の中より生じています。すべてに始めがあって「壮ん:さかん」となり、そして終わります。これが「生・旺・墓」の三合の理ですが、土用の期間中の月は「墓」にあたりますので、今月は物事が終結し、完了したり結果が出る月といえます。
◆「三合の理」を「土用」に当てはめると
春の土用 木墓気、11月亥に生、翌3月卯に旺、7月未に墓
夏の土用 火墓気、2月寅に生、6月午に旺、10月戌に墓
秋の土用 金墓気、5月巳に生、9月酉に旺、翌1月丑に墓
冬の土用 水墓気、8月申に生、12月子に旺、翌4月辰に墓
となります。これを「生・旺・墓の三合の理」に当てはめると・・・・
◇(春:東)前年「亥:11月」に生じた事柄は「卯:翌3月」に壮(旺)かんになり、「未:7月」に墓を迎え「春の土用」になり結果が出ます。(木局三合)
◇(夏:南)「寅:2月」に生じた事柄は、「午:6月」に壮(旺)んとなり「戌:10月」に墓を迎え「夏の土用」となり結果が出ます。(火局三合)
◇(秋:西)「巳:5月」に生じた事柄は「酉:9月」に壮(旺)んとなり「寅:翌1月」墓を迎え「秋の土用」となり結果が出ます。(金局三合)
◇(冬:北)「申:8月」に生じた事柄は「子:12月」に壮(旺)んとなり「辰:翌4月」墓を迎え「冬の土用」となり結果が出ます。(水局三合)
今月中に終結しない事柄でも、来月には終了を迎えます。
◆「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」
(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを、時の氏神が味方をした。などと言い時を味方につけるとき、実力以上の成功に恵まれるということです。
[2016.3.26]