2014.09.08
今月の展望

【平成26年9月】 一白水気・癸酉、長月の展望

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◆◆◆「9月の展望」◆◆◆


 9月8日~10月7日(長月 白露~寒露の前日迄)
  二十四節気 「白露」はくろ「秋分」しゅうぶん
  今月の干支 「癸酉」みずのと・とり

 今月の九気 「一白水気」いっぱく・すいき 

■「癸」みずのと・き 陰の水 —————— 
癸の字は「揆」(はかる)につながり、植物の内部にできた種子が大きさを測れるまで大きくなった状態の意味です。日本では「みずのと」(水の弟)ともいいます。 

■「酉」とり・ゆう 陰の金 ————- 
「酉」は「緧({糸酉})」(しゅう:「ちぢむ」の意味)で、果実が成熟の極限に達した状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の鶏が割り当てられました。 

◆◆「一白水気」いっぱくすいき◆◆ 

雑気◇北・坎・白・冬・夜・暗・穴・写・裏・盲・病・貧・胎。陥る・寝る・眠る・下がる・垂れる・浸る・漬ける・落す・消す・消える・隠れる・足跡・手品・水力・海水・水害・寒冷・沈殿・沈没・流れる・濡れる。洗面・入浴・水泳・潜在・隠匿・行方不明・敗北・没収。引き込む・沈着・立ち消え・湿布・交わり・苦しみ・悩み・泣く・困難・窮地・恐慌・愁眉・落胆・失恋・約束・遺恨・強情・失念・思案・思念・計画・創造・無言・孤独・親愛・秘密・密会・色情・塗る・染まる・結ぶ・連結など。 
天象◇雨・雪・霜・霧・雲・霞・露・水気・寒冷・冷気・水蒸気・月光・星光など。 
場所◇水田・水源地・温泉地・海中・河川・池・井戸・滝壺・穴の中・深い所・暗い所・寒い所・寂しい所・裏口・裏門・寝室・浴槽・洗面所・天井裏・水道局・水族館・留置所・土牢・空き家など。 
事物◇心棒・釦(ぼたん)・筆・ペン・インク・墨・漆・染料・消火器・クジラ幕(黒白の幕)・位牌・石碑・如雨露・蒸気・日蔭・人影・袈裟・裃・手拭など。 
人事◇中年の男性・部下・配偶者・僧侶・著述家・哲学者・書家・魚屋・漁師・塗装業・裸体・病人・スパイ・愛人など。 
生理◇腎臓・鼻孔・耳孔・陰部・膀胱・尻・生殖器・精液・卵巣・睡眠など。 
飲食◇冷水・飲料水・牛乳・塩・醤油・塩漬物・塩辛・蛋白質・魚類など。 
動物◇烏賊・蛸・海月・おたまじゃくし・狐・ラッコ・モグラ・鼠・コウモリ・猫・蛍など。
植物◇水仙・福寿草・蘭・蓮華・水草・藻・寒椿・藤の花・柳など。

◆◆◆ まとめ ◆◆◆ 「一白水気」中宮月 
〇天候は、寒く雨が多い。 
〇皮膚病、不眠症、痴呆症、ガン、糖尿病、下の病に注意。 
〇交際取引、スパイ行為、家出、策謀、色情問題等が話題になります。 
〇今月は、交際、取引に関する問題、 
〇愛情問題、家庭の明るい話題などが多いです。 
〇青年や若者が活躍する話題や発展、繁盛に関する話題、宣伝広告や評判が世間の関心を集めます。 
〇地震、転落、落下、落石、土砂崩れ、がけ崩れなどの土砂災害が懸念されます。 
〇営業問題、労働問題、女性が関係する悲惨な事件やトラブルなども気になります。 
〇政治、教育、宗教に関する問題や医療ミス、 
〇船舶・海難事故、裁判問題、薬品・薬物に関する問題、 
〇化学薬品の爆発事故や各界におけるトップ等の交代事などが話題になります。

【経営者・管理者必見】 
〇今月は会社、事務所等から見た東、南及び北方位との新規取引は延期等見合わせてください。 
〇また会社や事務所、住居の南及び北の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

tembo_header.jpg◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。


何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。


[今月の展望]は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の[まとめ]には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。

人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。

「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。 

 

[2014.9.08]

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