◆◆◆「12月の展望」◆◆◆
12月7日~1月4日(師走 大雪~小寒の前日迄)
二十四節気 「大雪」たいせつ「冬至」とうじ
今月の干支 「甲子」きのえ・ね
今月の九気 「一白水気」いっぱく・すいき
■「甲」きのえ・こう 陽の木 ——————
甲の字は亀の甲羅を形取ったもので、そこから、甲羅のような堅い殻に覆われた種の状態をしているといった意味です。
日本では「きのえ」(木の兄)ともいいます。
■「子」ね・し 陽の水 ————-
『漢書』律暦志によると「子」は「孳」(し:「ふえる」の意味)で、新しい生命が種子の中に萌(きざ)し始める状態を表しているとされています。
◆「一白水気」いっぱくすいき◆
雑気◇北・坎・白・冬・夜・暗・穴・写・裏・盲・病・貧・胎。陥る・寝る・眠る・下がる・垂れる・浸る・漬ける・落す・消す・消える・隠れる・足跡・手品・水力・海水・水害・寒冷・沈殿・沈没・流れる・濡れる。洗面・入浴・水泳・潜在・隠匿・行方不明・敗北・没収。引き込む・沈着・立ち消え・湿布・交わり・苦しみ・悩み・泣く・困難・窮地・恐慌・愁眉・落胆・失恋・約束・遺恨・強情・失念・思案・思念・計画・創造・無言・孤独・親愛・秘密・密会・色情・塗る・染まる・結ぶ・連結など。
天象◇雨・雪・霜・霧・雲・霞・露・水気・寒冷・冷気・水蒸気・月光・星光など。
場所◇水田・水源地・温泉地・海中・河川・池・井戸・滝壺・穴の中・深い所・暗い所・寒い所・寂しい所・裏口・裏門・寝室・浴槽・洗面所・天井裏・水道局・水族館・留置所・土牢・空き家など。
事物◇心棒・釦(ぼたん)・筆・ペン・インク・墨・漆・染料・消火器・クジラ幕(黒白の幕)・位牌・石碑・如雨露・蒸気・日蔭・人影・袈裟・裃・手拭など。
人事◇中年の男性・部下・配偶者・僧侶・著述家・哲学者・書家・魚屋・漁師・塗装業・染色業・裸体・病人・スパイ・愛人など。
生理◇腎臓・鼻孔・耳孔・陰部・膀胱・尻・生殖器・精液・卵巣・睡眠など。
飲食◇冷水・飲料水・牛乳・塩・醤油・塩漬物・塩辛・蛋白質・魚類など。
動物◇烏賊・蛸・海月・おたまじゃくし・狐・ラッコ・モグラ・鼠・コウモリ・猫・蛍など。
植物◇水仙・福寿草・蘭・蓮華・水草・藻・寒椿・藤の花・柳など。
◆◆◆ まとめ ◆◆◆「一白水気」中宮月
〇天候は、寒く雨(雪)が多いです。
〇皮膚病、不眠症、痴呆症、ガン、糖尿病、下の病に注意しましょう。
〇交際取引、スパイ行為、家出、策謀、色情問題等が話題になります。
〇今月は、大雨、大雪、洪水、水害、津波、水の事故、裏切り、策謀、スパイ事件、誘惑、誘拐、家出事件、保証問題等が気になる月です。
〇また政治、教育、宗教問題、船舶事故、医療事故等でのトラブルや事件などが懸念されます。
〇なお、貿易、航空関係、通信、スポーツなどで明るい話題も提供されるでしょう。
〇株は好調安定します。
≪経営者・リーダー必見≫
〇今月は会社、事務所等から見た北及び南方位との新規取引は延期等見合わせてください。
〇また会社や事務所、住居の北及び南の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。
◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。
◆[今月の展望]は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の[まとめ]には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。
◆「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。
[2013.12.05]