2012.09.04
今月の展望

【平成24年9月】今月の展望

◆◆「9月の展望」◆◆
 9月7日~10月7日(長月 白露~寒露の前日迄)
 二十四節気 「白露」はくろ「秋分」しゅうぶん

 今月の干支 「己酉」つちのと・とり
 今月の九気 「七赤金気」しちせき・きんき

「己」つちのと・き 陰の土 ——————
己の字は三本の平行線を形取ったもので、そこから、条理が整然としている状態という意味となる。十干では、植物が充分生長し形が整然としている状態として、6番目に宛てられた。日本では「つちのと」(土の弟)ともいう。

「酉」とり・ゆう 陰の金 ————-
「酉」は「({糸酉})」(しゅう:「ちぢむ」の意味)で、果実が成熟の極限に達した状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物のが割り当てられた。

「七赤金気」中宮月

雑気兌(酉)・西・少女・沢・秋・悦び・金銭・口・家庭・団欒・飲食・酒食・弁説・談話・引退・遊興・贅沢・浪費・散財・遊び・金融・銀行・経済・不満・不足・不十分・不注意・欠陥・腹七分など。

天象西風・降雨・日没・夕暮れなど。

場所沢・湖・窪地・溝・浅瀬・養鶏場・質屋・銀行・喫茶店・飲食店・バー・スナック・キャバレー・アクセサリー店・など。

事物金物・刃物・鈴・上部に凹みのある物・修理した物・一部破損のある物・借金など。

人事少女・妾・後妻・舞妓・芸人・芸者・ホステス・飲食店主・喫茶店主・金融業者・銀行員・弁護士・講演者・通訳者・宝石商など。

生理右肺・腎臓・口腔など。

飲食辛味・鶏肉・親子丼・鳥スープなど。

動物鶏・フラミンゴ・沢鳥など。

植物桔梗・萩・藤袴・撫子・月見草・コスモス・すすき・秋草類・沼沢地帯の草木など。

◆◆ まとめ ◆◆「七赤金気」中宮
○天候は、不足の天候で寒い。肺結核・腎臓病・糖尿病・貧血症などに注意が必要です。
○社会では、経済、為替、金融関係、食糧・飲食関係、遊戯関係等の問題が話題になります。
○今月は、悪性の感冒、インフルエンザ、台風、突風、竜巻、大風に注意が必要です。
○航空機の事故・トラブル、通信網のトラブル、交渉事の決裂、縁談、結婚の解消やリストラ、就職難など話題になります。また地震、崖崩れ、土砂崩れ、転落、落下、落石、山の事故などにも注意が必要です。
○政財界トップの交代や相続、後継者問題などのトラブルも話題になります。政治、教育、宗教問題、紛争、闘争問題、医療事故、船舶事故、薬品等の問題等が先月に引き続き悪い形で出てきます。

≪リーダー・経営者必見≫
○今月は会社、事務所等から見た東及び西方位との新規取引は延期等見合わせてください。
○また、会社や事務所、住居の東及び西の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

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◆◆ 九星気学とは ◆◆
九星気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。
今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。

運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる「先天の運」と、生まれてから死ぬまでの「後天の運」があります。
人の一生には「運気」がついて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
運命とは、命の行く末のことで、「運び」などともいいます。
まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を取りましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を取るのです。

この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。

一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます。
とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。
そして、気学によってあなたの存在は、最も輝かしいものになるでしょう。

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私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
 
何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
 
人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」、ということを常日頃から心掛けたいものです。

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季節の入れ替わりに配置される「土用」ですが、今月の16日から5月4日迄の期間は「春の土用」です。土用によって春は消滅し、夏が生成されます。5月5日「立夏」となって暦の上では夏の季節に入ります。
 
土用はあらゆるものを荒廃させ、死滅させる作用を持つとと同時に、新しいものを育む作用を持ちます。命あるものは、腐敗、死滅して土に帰り、一方、新しい命は土の中に生じています。すべてに始めがあって「壮ん」となり、そして終わります。これが「生・旺・墓」の三合の理ですが、土用の月は「墓」にあたりますので、今月は物事が終結し、結果が出る月と考えられます。

特に、春の始め「2月」に生じた事柄は、「3月」に壮んとなり「4月」に終わりを迎え結果が出ます。今月中に終結しない事柄は、来月「5月」に再スタートし「7月」には結果を出す努力をすべき、ということになります。

「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを、時の氏神が味方をした。などと言い時を味方につけるとき、実力以上の成功に恵まれるということです。 

[2012.09.31]

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