2021.04.11
今月の展望

【令和3年4月】三碧木気月、壬辰 卯月の展望

◆◆「4月の展望」
 4月4日~5月4日(卯月 清明~立夏の前日迄)
 二十四節気 「清明」せいめい「穀雨」こくう
 今月の干支 「壬辰」みずのえ・たつ
 今月の九気 「三碧木気」さんぺき・もっき
 今月の二十八宿 「翼宿」よくしゅく、「南方朱雀」なんぽうすじゃく

■「壬」みずのえ・じん 陽の水 ——————
壬の字は「妊」につながり、植物の内部に種子が生まれた状態をいいます。日本では「みずのえ」(水の兄)ともいいます。

■「辰」たつ・しん 陽の土 ————-
「辰」は『漢書』律暦志によると「振」(しん:「ふるう」「ととのう」の意味)で、草木の形が整った状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために神話上の動物である龍が割り当てられました。

■「翼宿」よくしゅく 「南方朱雀」なんぽうすじゃく ————-
今月の二十八宿(月が地球を一周する間に通過する28の星座:古代中国)「翼宿:ようしゅく」は、和名「襷星:たすきぼし」です。南方朱雀七宿の第六宿(番目)です。朱雀(伝説上の神獣:炎・赤・夏を現す)の翼にあたります。距星(基準となる星)はコップ座α星。
今月は、耕作始め・種まき・植え替えに良く、建築・土木・出張・旅行などに良い月です。
また、公の行事・祝い事・まつり事には用いない方がいい月です。何事も控えめにしましょう。
今月は婚礼には適さない月です。繰り延ばして正解です。

■※二十八宿※古代中国で月が地球を一周する間に通過する二十八の星座、江戸幕府の天文方「渋川春海」による貞享2年(1685)の改暦で、それまでインド起源の二十七宿が廃され中国起源の二十八宿に変更された。日本では7~8世紀頃に造られた高松塚古墳やキトラ古墳の壁画で発見されている。西洋の太陽暦基本の占星術に反して、和暦は月を基本とした陰暦、旧暦の卦に符合する。


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■「三碧木気」さんぺき・もっき ————-
◆雑象◆東・震・青・雷・春・声・虚・咳・驚き・口笛・進む・昇る・動く・現れる・揺れる・激しい・騒がしい・新しい・活発・若さ・焦り・希望・進出・発展・繁栄・明朗・復興・顕現・発明・発見・アイデア・企画・虚構・軽率・爆発・悲鳴・銃声・音楽・音響・宣伝・評判・叱咤・言訳・癇癪・叱責・失言・短気・立腹・憤慨・喧嘩・詐欺・漏電・火災など。
◆場所◆講演会場・音楽会場・青果市場・電話局・発電所・火薬庫・射的場など。
◆天象◆東風・雷雨・落雷・雷鳴・稲妻・地震・噴火・爆発など。
◆事物◆音響装置・ラジオ・ステレオ・レコード・ピアノ・オルガン・三味線など。音の出るもの。
◆生理◆肝臓・神経痛・痙攣・リウマチ・ヒステリーなど。
◆人事◆長男・若者・青年・歌手・噺家・発明家・アナウンサー・青果商・寿司屋・庭師・詐欺師など。
◆飲食◆若芽・野菜・海草・新茶・寿司・柑橘類・酢の物・酸っぱいもの。
◆動物◆兔・蜂・蝉・蛙・百足・鈴虫・ひばり・ヒナ鳥など。
◆植物◆青野菜・木の芽・植木・盆栽・みかんなど。

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◆◆◆ 三碧木気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、暖かく晴れの日が多い。
○病気は、肝臓、胃酸過多、神経痛、火傷などに注意。
○地震、落雷、火災、爆発、テロ、暴動、発砲事件、詐欺、広告宣伝、電気製品、野菜類、音楽、騒音、若者等が話題になります。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼突風、竜巻、大風、地震、天変地異などが気になる月です。
▼山岳事故、転落、落下、落石、雪崩、自然災害の恐れのある月柄です。
▼新型コロナ感染拡大、変異種、インフルエンザ、花粉の大量飛散など恐れ。
▼コロナ禍における失業問題やリストラが一層深刻化します。
▼金融機関の不祥事事件、金銭トラブル、現金強奪、食糧問題、食中毒、旧悪露見、などが懸念されます。
▼トップの交代、貿易でのトラブル、航空機、鉄道、通信関係のトラブル事件、社交場、遊技場でのトラブル事件が気になる月です。
▼為替相場は乱高下激しく、経済は悪化。証券、株価は声あって実なし。

≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た東方位、西方位及び乾(北西)方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居の東方位及び西方位全方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。


tembo_header.jpg◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。


何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。


[今月の展望]は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の[まとめ]には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。

人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。

「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。 

 

[2021.04.20]遅れて申し訳ない

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