2019.11.30
今月の展望

【令和元年12月】一白水気月、丙子 師走の展望

◆◆◆「12月の展望」◆◆◆
 12月7日~1月5日(師走 大雪~小寒の前日迄)
 二十四節気 「大雪」たいせつ「冬至」とうじ
 今月の干支 「丙子」ひのえ・ね
 今月の九気 「一白水気」いっぱく・すいき
 今月の二十八宿 「虚宿」きょしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ

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■「丙」ひのえ・へい 陽の火 ——————
丙の字は、脚が張り出た台を形取ったもので、そこから、芽が地上に出て葉が張り出て広がった状態の意味として、十干の3番目に宛てられました。「ひのえ」(火の兄)ともいいます。

■「子」ね・し 陽の水 ————-
『漢書』律暦志によりますと「子」は「孳」(し:「ふえる」の意味)で、新しい生命が種子の中に萌(きざ)し始める状態を表しているとされています。

■ 「虚宿」きょしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ ————-
「虚」は和名で「とみてぼし」で、北方位の玄武(想像上の動物)の亀の甲羅のことです。卦や祭り事、祈祷とされています。インドでは財宝を表しています。北方玄武七宿の第四宿(番目)にあたります。みずがめ座β(ベータ)星は、みずがめ座で最も明るい恒星で3等星。
また、固有名サダルスウドは、アラビア語で「幸運中の幸運」という意味です。
衣類の着始め、学問始め(入学)、習い事始めに良い月で家族団らんになります。反対に建築、造作、婚礼、葬送事には向かない月です。
今月は相談事は見送って無難です。積極的な行動、急ぐ事柄は慎重に対応しましょう。

■「一白水気」いっぱく・すいき ————-
◆雑気◆北・坎・白・冬・夜・暗・穴・写・裏・盲・病・貧・胎。陥る・寝る・眠る・下がる・垂れる・浸る・漬ける・落す・消す・消える・隠れる・足跡・手品・水力・海水・水害・寒冷・沈殿・沈没・流れる・濡れる。洗面・入浴・水泳・潜在・隠匿・行方不明・敗北・没収。引き込む・沈着・立ち消え・湿布・交わり・苦しみ・悩み・泣く・困難・窮地・恐慌・愁眉・落胆・失恋・約束・遺恨・強情・失念・思案・思念・計画・創造・無言・孤独・親愛・秘密・密会・色情・塗る・染まる・結ぶ・連結など。
◆天象◆雨・雪・霜・霧・雲・霞・露・水気・寒冷・冷気・水蒸気・月光・星光など。
◆場所◆水田・水源地・温泉地・海中・河川・池・井戸・滝壺・穴の中・深い所・暗い所・寒い所・寂しい所・裏口・裏門・寝室・浴槽・洗面所・天井裏・水道局・水族館・留置所・土牢・空き家など。
◆事物◆心棒・釦(ぼたん)・筆・ペン・インク・墨・漆・染料・消火器・クジラ・幕(黒白の幕)・位牌・石碑・如雨露・蒸気・日蔭・人影・袈裟・裃・手拭など。
◆人事◆中年の男性・部下・配偶者・僧侶・著述家・哲学者・書家・魚屋・漁師・塗装業・染色業・裸体・病人・スパイ・愛人など。
◆生理◆腎臓・鼻孔・耳孔・陰部・膀胱・尻・生殖器・精液・卵巣・睡眠など。
◆飲食◆冷水・飲料水・牛乳・塩・醤油・塩漬物・塩辛・蛋白質・魚類など。
◆動物◆烏賊・蛸・海月・おたまじゃくし・狐・ラッコ・モグラ・豚・鼠・コウモリ・猫・蛍など。
◆植物◆水仙・福寿草・蘭・蓮華・水草・藻・寒椿・藤の花・柳など。

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◆◆◆ 一白水気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、寒く雨が多い。
○皮膚病、不眠症、痴呆症、ガン、糖尿病、下の病に注意。
○交際取引、スパイ行為、保証問題、家出、策謀、色情問題等が話題になります。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼土砂崩れ、がけ崩れ、雪崩、転落、落下、落石、山の事故なども気になる月です。
▼地震、落雷、大風、竜巻、火災などが懸念されます。
▼風邪、インフルエンザ、騒音、露見なども懸念されます。
▼テロ、暴動、発砲事件、詐欺、航空機・鉄道の事故、通信関係のトラブルなどが懸念されます。
△交際・取引がうまくいく。
△スポーツの明るい話題、投資・賭け事などに関する話題、自動車・機械の明るい話題。
○経済、為替は波乱、2度目が悪い。株価は変化あるも良好。

≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た南方位及び北方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居の南及び北方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

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◆◆◆◆ 気学とは ◆◆◆◆
気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。
今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。

運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる「先天の運」と、生まれてから死ぬまでの「後天の運」があります。
人の一生には「運気」がついて、はじめて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
運命とは、命の行く末のことで、たどり着くまでを「運び」などともいいます。
まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を取りましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を取るのです。

この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。

一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます。
とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。

そして、気学によってあなたの存在は、最も輝かしいものになるでしょう。

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私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
 
何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
 
人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。

このように天からの恩を忘れず、感謝することで「幸せになる」、ということを常日頃から心掛けたいものです。

[2019.11.30]

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