2012.09.15
雑節・歴注・撰日

9月17日「二日灸」です。

■9月17日「二日灸」です。■
120910_26.jpg二日灸:ふつかきゅう」とは、もともと旧暦2月2日に灸をすえる習わしのことです。2月と8月の年2回としているところも多く、旧暦8月2日の今日「灸」をすえて悪病災難除けをする習慣があります。
 
この行事はもともと節句の一つで、中国の「天灸」を起源としています。子供の額に×や+などの印を書いて「無病息災」の呪いをしました。
 
二日灸は他の日より百倍の効力があり、病気をせず、災難をのがれ、長寿を保つとされました。「ふつかやいと」とも。
 
「灸治するにわが年日、またハ暦の血忌(ちいみ)の日を嫌い、二日八日廿日等を用いる事なれど、何によって成す事にや。湯にいらず、腹立ず、心すがすがと穏やかなる時、もぐさをゑらミ(選び)、火を清くし、闕所を違わぬやうに点じ、すゆるがよし。其日より七日が間、男女とも房事を慎むべし」(「真佐喜のかつら」より)
 
二日灸は俳句の季語にもなっています。「善男女足投げだして二日灸」(山田月家)

▽参考(旧暦2月2日の二日灸)https://kisetsunootayori.com/wp-content/uploads/03/24-02-23-2.html

◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
今年は残暑が厳しく、夏バテで体調不良の方も多いことでしょう。夏バテした体を、お灸で緩めましょう。体の奥から新しい息吹きが湧き上がってきますよ。
暑いと言っても、もうすぐ秋分の日、暑い日が続きます。お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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